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ONKYOさんの試聴イベント(その2) [PURE AUDIO]

前回は全体の流れを説明しただけでしたので、ここからが本編ですが、まずはオクタヴィアレコードさんの部分です。

 オクタヴィアレコードの小野さんによるSACDの話

聞きながら簡単にメモしただけなので不正確な点があるかもしれませんがご了承ください。

・オクタヴィアレコードについて
 クラッシック専門で10年前に設立。設立当時は24bit-PCM録音したソフト
 2001年頃からDSD(2.82242MHzサンプル)で録音し始めた。ソニーの機材。
 当時の欠点は低音がでない。堅く、締まりすぎる。最近はCD並みに低音が出るように
 なってきた。

・オーディオ業界について
  昔は中級品?(10万以下の意と判断)の様な価格帯があり、そこに各社がコストパフォーマンスが  高い商品を投入して 競い合っていたが、現在はそのような価格帯に商品は少ない。今回、ONKYOさんがこの価格帯に商品をだしてくれた事を評価したい。


・試聴ディスク
 ①
 -GLORIA-トランペット名曲集より(オクタヴィアレコード)、CD
 曲:バッハ・アリオーソ、演奏:ケイマル(トランペット)、バルータ(パイプオルガン)
 トランペットとパイプオルガンのバランスに注目
 
 感想:トランペットはきれいに鳴っているがパイプオルガンの低音はこのシステムではちょっと厳し   い。
 
 ②
  ストラヴィンスキー:春の祭典、2008年発売と言っていたので
  演奏はヤープ・ヴァン・ズヴェーデン(指揮)オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団演奏
  と思われます。
  CDとSACDのHYBRID盤なので、両方を再生しての音の比較です。
   

 感想:弦の厚みとブラスの音が全く違います、フルート、ピッコロの様に高い周波数成分を持って  いる楽器の音の生々しさが全く違う。SACDの優秀さがはっきりと分かった。
    ただ、このシステム構成ではちょっと再生するのに厳しいと思いました。

  ③  ②のディスクのダイレクトカットSACD盤。
    

   さらに弦の厚みと生々しさが増した印象。
   ②と③の差の方が①と②の差より大きいと感じました。


   そもそも何故このようなディスクを出そうと考えたのは検聴盤といわれる最初のプレスのディス              クと市販ディスクのの音の差が大きいのでこれを何とかできないからとのお話でした。
オクタヴィアレコードさんのHPにダイレクトカットSACDの図があります。この図でいうとチェック用ディスクが検聴盤になると思われます。
  
値段は出来れば7~8000円ぐらいで市販したいとの事でした。通常のプレスよりスタンパーの複製行程が少ないが、数は作れないのでどうしても高価になってしまう。*追記:現在は2万円程度で販売されているようです。

SACDのフォーマットとして優秀性から複製による音の変化がはっきりと分かるのでしょうか?    さらにマスターディスクのクローン・コピーもあるそうですが、ちょっと買える値段ではなさそうです。

 この話を聞いているとBlu-spec CDの説明に書いてあるBlu-ray Discの製造システムで作製     したCDはきれいなピット形状をしている説明が頭に浮かびました。何段も複製するとピットの形状が変化して音が変わり、それがSACDの音質の変化の原因となるのか興味深いところです。

今日のところはここまでで引っ張りますが次回はいよいよSACDプレイヤーの話になる予定です。

つづく・・・

 


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